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ガンダムF90(ガンダムエフきゅうじゅう:''ガンダムフォーミュラナインティ''、GUNDAM F90: ''GUNDAM FORMULA NINETY'')は、「ガンダムシリーズ」の宇宙世紀系作品群に登場する架空の有人操縦式ロボット兵器。初出はプラモデル(ガンプラ)企画および漫画でメディアミックス展開されていた『機動戦士ガンダムF90』。 人型機動兵器「モビルスーツ」(MS)の1機種。地球連邦軍の試作型ガンダムタイプMSで、『機動戦士ガンダムF91』の主役機「ガンダムF91」の前身にあたる機体。『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』より過去の時代の作品に登場するMSは全高20メートル前後が標準サイズとなっているが、F90は15メートル程度にまで小型化されている。これは、『機動戦士ガンダムΖΖ』で触れられた「MSの恐竜的進化(多機能化による大型化)」による運用面の不備を改善するべく取られた措置で、軽量化や時代経過による技術革新によって大幅な性能向上を達成している。以降は『機動戦士Vガンダム』の時代に至るまで、15メートル級サイズがMSの主流となった。 小型化の設定が採用された理由については、「従来のサイズではMSと人間を同一画面内に収めることが難しい」という制作側の事情と、「大型の機体だとガンプラなどの立体商品の価格が高騰する」というメーカー側の事情が関係している。 アルファベットにちなんだ多彩なオプション装備を持ち、機体そのもののバリエーションも多い。 メカニックデザインは大河原邦男。 == 機体解説 == サナリィのフォーミュラ計画において、宇宙世紀0110年頃から開発が始められた新規格の小型MSである。宇宙世紀0111年に、それまでの地球連邦軍からのMSの受注をほぼ独占していたアナハイム・エレクトロニクス社を押しのけ、次期主力機のテストベッドとして採用された。機体の小型軽量化により、重量あたりのスラスター推力は大きく増大しており、その結果、機動性は従来型のMSを遥かに凌ぐ。 機体本体の内蔵武器はビームサーベル2基と頭部バルカン砲2門のみ。標準武装もビームライフルとシールドと非常にオーソドックスなものである。しかし、高性能小型MSのテスト機として製造されたF90は当初より様々な状況下でのテストを行うことが想定されており、機体各部にあるハードポイントに白兵戦や後方支援、大気圏突入など様々なテストに対応できるオプション兵装(ミッションパック)が装着可能であり、複数のミッションパックをMSA-120との開発競争の頃から製造している。ガンダムF90は純粋な意味での性能検証用のワンメークモデルMSであり実験機MSである。検証実験をしていく中で使い勝手や生産性を改善し、新しい種類の小型MSの試作機を開発後にさらに洗練し、量産化していく流れの大元になる。この流れに沿う形で、テスト結果が良好だったミッションパックのデータを基に、目的に不必要な部分を整理した新種の単体のMSとして再設計され、試作機が製作されている(Sタイプ→F70キャノンガンダム)。 開発にはかつてのホワイトベースクルーであるサナリィ幹部ジョブ・ジョンが参加しているため、意図的にRX-78-2 ガンダムに似せられている。そのためガンダムF90の愛称で親しまれているが、正式名称はあくまでも「F90」である。 バンダイ発行の雑誌「Bクラブ」の連載『月刊MSジャーナル』によれば、アナハイム・エレクトロニクス社の重役は宇宙世紀の軍事機関誌「月刊MSジャーナル」の記者に対し、この機体をあまりガンダムとは呼んで欲しくない、とコメントしている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ガンダムF90 (架空の兵器)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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